自然と子どもは無限大の遊びを持っている

毎日形を変え、一定ではない自然。
花が咲き、花が散り、青葉がしげり、紅葉し、葉が落ちる。
晴れて暑い日もあれば、
雨降りの日もある。
雲から雨になったり、晴れたり。

体験から学び、育っていく幼児期。
自分の想像力を働かせれば、自然のなかに無数の遊びが広がっている。
 
でこぼこ道や急坂、草の道、泥道。同じ歩き方では歩けない。
 
子どもたちは毎日大地をふみしめながら、いつのまにか柔軟性を身につけている。
 
木のぼりや、ジャンプ、急坂を、手足をうまく使って登っていく。
毎日の遊びのなか、身体全体の使い方を身につけ、己の身体の可能性を広げていく。
 
小川での泥んこ遊びや水遊び。
泥をいい固さで団子にする。水路を作るには水の流れや川幅を考える。
それは将来、理科や料理といった勉強への体験的第一歩になる。
 

自然は未知に満ちあふれている。
キノコをみて何だろう?
笹藪を見て、行ってみたい!
蜘蛛の巣に雨粒がキラキラ光ってる。

子どもたちは日々様々なものにいっぱいの好奇心をもち、育んでいる。
 

日本には節目の大切な行事がある。
現代は形式化してきているが、
自然と暮らす日本人の知恵と結びついている。
日々自然の中で過ごす子どもたちは、身を持って季節の行事を感じ、楽しむ。
 

畑や田んぼに毎月行くことで、毎日私たちの食卓にのぼる野菜が
どうやって成長していくかを知り、
種まきや収穫の喜びを感じ、
毎日手入れをしている人の姿を見て、
食べ物への感謝の気持ちを自ら覚える。
 
木を折り、マッチで火をおこす。
野菜を切って調理する。
のこぎりで木を切り、おもちゃを作る。
こうした、自分の手で作りだす体験。
危ないといって避けるのではなく、やってみて身につけていくことの大切さ。


あいうえおでは、幼児期に自然の中で遊びながら、たくさんの体験をして育つことが
将来、自ら考え、想像し、未来をたくましく生き、
切り開いていく大人になることにつながっていくと考えている。
 
なによりも、自然と子どもは無限大の遊びを持っている。
生きる喜び、楽しさをこの時期に存分に味わってほしい。
そして、自分自身への信頼をしっかりと作ってほしい。

 
 
あいうえおは今年で二年目。
まだまだ発展途上のあいうえおに共感してくれる親子、
また、一緒に創っていきたい親子を募集しています。